朝日新聞夕刊に、100年前 十勝岳が噴火、町を泥流が覆った、と故郷、上富良野町の紹介記事・・・

ちと先日の朝日新聞、4月22日の夕刊1面、トップ記事に、私、ふらぬいの故郷、北海道上富良野(かみふらの)町の大災害事件になるのですが、北海道、十勝岳の大爆発に伴う、泥流被害を題材にした、作家三浦綾子の小説「泥流地帯」が映画化される。災害から100年となる、2026年に撮影開始を目指すと記事説明がありました。私、ふらぬい、この「泥流地帯」の映画化は何度かブログでも取り上げ?、というか、富良野地方のふるさと会、東京ふらの会報告でも何度か紹介しました。しかしながら、いろいろな事情があって、映画化が見送りされてきたように思います。でも、今回は、本当に映画化されるのだとか、私、ふらぬい、心から三浦綾子「泥流地帯」の映画化を期待したいと思います。

私、ふらぬい、北海道上富良野町には、昭和30年7月から昭和41年3月、小学生、中学生、高校生時代を過ごしてきました。その時には、詳しくは存じ上げてはおりませんでしたが、うっすらと上富良野町が、かって、十勝岳の大噴火で大きな被害を受けて、それから復興して、今の上富良野町があるのだよとは、町民の大先輩たちから聞き及んではおりました。その大被害の内容と言えば、1926(大正15)5月24日に大噴火、それにともなう、雪を融かした泥流が山麓の原野を水浸しにした。積雪が融雪、泥流になって被害を大きくしたとのことで、大きな災害を引き起こしたものでした。三浦綾子が「泥流地帯」と書籍化し、災害復興に尽力する、開拓民のたくましさ優しさを小説化したものでした。でも、映像化は大きな困難がともなうもので、映画化が先送りされてきたものでした。朝日新聞記事によれば、今回はなんとか映画化が実現しそうとのことです。期待が膨らみますね。ふるさと納税の寄付金が1万円以上の場合は映画のエンドロールに氏名や社名が掲載される計画だとか・・。

私、ふらぬい、ふるさと、北海道上富良野で、昭和37(1962)年6月29日の十勝岳大噴火は記憶しております。上富良野中学校、校舎の窓から1万メートルにも及ぶ噴煙を眺めていた記憶がありますね。また、夜間には、その噴煙の中に、噴石をともなった火柱があがるのも、上富良野市街地から眺めたものでした。その時には時期が時期ですから泥流にはならなかったように記憶しています。

私には実際の経験はありませんが、昭和63(1988)年~平成元(1989)年にも噴火がありました。こちらも火砕流、泥流発生の危険があったのですが、泥流被害の発生は無かったとか。

私、ふらぬいが三浦綾子の小説、「氷点」、「続氷点」は、確か大学生時代にもちろん読んだ記憶がありますが、小説「泥流地帯」はかなり遅くなって読んだ記憶があります。
ただ、小説の中に、私が上富良野時代に名前を存じ上げていたかたが何人か、登場人物としてありましたので、懐かしく読んだ記憶があります。

映画化の話は、何年か前の、東京ふらの会の席で、私の同級で当時、町長をしていた彼から聞いたものでした。その内容をブログで書いたかどうかは忘れてしまいましたが、なかなか難しいシチュエーションで大作映画になるねと話したような記憶があります。でも、映画化はなかなか難しいようであれから数年が経過した居りましたね。でも今回は本当に映画化されるのであれば期待したいし、応援もしたいと思いましたね。

私、ふらぬいが上富良野町にやってきたのは昭和30年のことで、この時の様子は、上富良野創成小学校に編入した時で、ブログに書いておりますね。その時には、もちろん三浦綾子「泥流地帯」は書籍化されておりませんでしたが、泥流による大被害を受けたその場所に住んでいたことがあったとのおぼろげの記憶でした。その後、上富良野市街地に移り、泥流被害の痕跡が残る、上富良野町市街地を流れる、フラヌイ川の「なみだ橋」近くで、夏には水遊びをした記憶があります。上富良野小学校時代ですね。なぜ、フラヌイ川になみだ橋があったかといいますと、あの泥流被害にあった犠牲者が、この橋の近くに大勢、流れついたからと聞き及んでいます。当時のフラヌイ川は富良野(ふらの)川となり、なみだ橋は上富良野(かみふらの)橋に名称が変わっておりますけどね。いつ名称が変わったかは、私、ふらぬい、存じ上げておりません。

私、ふらぬいは小学校は上富良野小学校、中学校は上富良野中学校の卒業生で、フラヌイ川は、どちらの校歌にフラヌイ川としてでてくるのです。(当時ですから、今はどうなっているかはわかりません)

上富良野中学校、校歌の1番は、「みなぎる力、開拓の、苦難を越えて十勝嶺(とかちね)に、光を仰ぎフラヌイの沃野の中にうち立てん、豊かな郷土誇らかに」です。
上富良野小学校、校歌の1番は、「十勝の岳に昇る日の、希望の光り野に満(み)てり、フラヌイ川の流れには つきぬ力の ひびきあり」と歌います。

2番目以降は省略しましたが、上富良野町民には、十勝岳、フラヌイ川は心の故郷であり、どんなときにも頑張ろうとの希望の光にもなるのです。私、ふらぬい、ブログネームも故郷の地名をいただきましたし、やはり好きなネーミングでもあります。この故郷の山と川、いつまでも大事にこころの支えとしてもちつづけたいと思います。

もう後期高齢者に属する身ではありますが、北海道上富良野町はいつまでたっても心の故郷なのです。十勝岳とフラヌイ川(現在は富良野川)そして、上富良野開拓地で展開する、三浦綾子の「泥流地帯」映画、その完成をこころから期待しています。

朝日新聞夕刊に、100年前 十勝岳が噴火、町を泥流が覆った、と故郷、上富良野町の紹介記事・・・、のブログでした。





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