旅の想い出その25 フランス パリのルーヴル、シテ島、カルチエ・ラタン散歩

今回の旅の想い出では、フランス、パリのルーヴル、シテ島、カルチエ・ラタンを歩きます。前回の旅の想い出、パリのオペラ散歩と場所的には非常に近いのですが、どこを街角散歩の目玉にするか腕の見せ所でもありますからね。でも、後から読み直してみますと、ルーヴルなのか、シテ島なのか、カルチエ・ラタンなのか分からなくなるんですね。パリの街角散歩は見所がたくさん有ります。少し歩くと、つぎからつぎと気になるものが眼に入り、気になることが浮かんでくるのです。本当に楽しい町です。どれだけきちんと紹介できますか、少し心配ですが、気楽にお楽しみ下さい。

では、パリのルーヴル散歩で宿泊したホテルを紹介します。いつもの通り、観光でこの町に来た訳ではありませんからね。仕事のし易い場所にホテルを見つけたのです。でも、少し、下心があったみたいですね。ここでは、ホテルの名前につられて、選んでしまいましたね。最初は三ツ星ホテルと紹介されたのですが、一目見て、自分で二つ星に下げてしまいました。ティモテル・ル・ルーヴルです。部屋にチェックインしても、やはり星二つのホテルでしたね。私が宿泊した当時の設備等はあまり感心できませんでした。当時はエアコンも無かったのです。今ではもっと良くなっているかも知れませんがね。でも、なんとなく昔のフランス映画に出てくるような、フランスらしい中庭のある趣のあるホテルでしたよ。

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このティモテル・ル・ルーヴルを起点にして歩きますからね。ティモテル・ル・ルーヴルを中心とした地図です。Google Mapです。パリを歩いた気分になりますよ。

http://maps.google.com/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=TIMHOTEL+LE+LOUVRE,+Paris,+France&sll=48.86295,2.340002&sspn=0.005392,0.013711&ie=UTF8&hq=TIMHOTEL+LE+LOUVRE,&hnear=%E3%83%91%E3%83%AA,+%E3%82%A4%E3%83%AB%EF%BC%9D%E3%83%89%EF%BC%9D%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9,+%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9&ll=48.864037,2.322922&spn=0.020157,0.087547&z=14

今回はストリートビューもしっかり使えますよ。写真も豊富です。パリ市街全部にも行けます。でも、今回はルーブル界隈、セーヌ川沿いが散歩道ですからね。

このホテルの良さはアクセスの良さにありました。地下鉄駅も近くにあり、パレロワイヤル、ルーヴル美術館は眼と鼻の先ですからね。シテ島にも近いのです。ということはカルチエ・ラタンもすぐです。少し浮ついた散歩になるかも知れませんが、パリを日本から来たお上りさんの街角散歩とご容赦下さい。

私は当時、パレロワイヤルには興味がありませんでした。というより、知りませんでした、が正解です。それで、なんだろう、この大きな建物は、と思いながら仕事の往復にパリの街角を遮る大きな建物と考え通りました。

今回街角散歩で紹介するのは、パレロワイヤルを除く、セーヌ川沿いの建物、街角です。

ティモテル・ル・ルーヴルを出て、左手方向に歩きます。サントノレ通りの交差点です。建物にライトが付いているところが、ティモテル・ル・ルーヴルの入り口です。
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リヴォリ通りを歩きます。区役所の建物とサン・ジェルマン・ローセロワ教会が見えてきます。
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セーヌ川沿いに出ました。遊覧船が通過します。あちらに見える瀟洒な建物は、コンシェルジュリーです。旧王宮の管理者、コンシェルジュの詰め所ですね。一見お城風の建物ですが、実はフランス革命時は牢獄でしたね。ここから断頭台へ送られた貴族、革命家、学者は2600名にものぼります。あのマリー・アントワネットもその一人でした。
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今歩いてきた道に眼をやれば、地下鉄ポン・ヌフ駅界隈であり、人の通行が多いのです。
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フランス語を勉強した者としては、ポンは橋と分かりますが、ヌフは9番目とするか新しいと解釈するか迷うのですが、ここは新しいという意味なのですね。セーヌ川遊覧船もこのポン・ヌフで折り返すことになるのだそうです。一応、ポン・ヌフで知ったかぶりをしてしまいました。反省して、この橋を渡ります。
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シテ島の中には最高裁判所、警視庁、市立病院等がありますが、一大観光スポットは、やはり、ノートルダム大聖堂ですので、ほんの少しですが、お見せしますね。きちんと撮ったのもありますが、このブログではこのくらいで我慢して下さい。
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今回はサン・ミシェル側を歩きます。あの、カルチエ・ラタンの一部でもありますし、パリ大学(ソルボンヌ大学)のある、サン・ジェルマン・デ・プレに繋がります。サン・ジェルマン大通りはカフェ、ブティック、本屋を始め興味のあるお店も多く出店しており、観光客も非常に多いのです。私もカルチエ・ラタンには興味がありますので、少し歩いてみることにしました。
地下鉄サン・ミッシェル駅界隈には、通りにせり出してカフェのテーブルが並べられており、大勢のパリ市民、観光客が思い思いにカフェを味わい、お喋りを楽しんでおりました。
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このようにカフェが歩道を占有しても、パリではお咎めは無いのです。
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サン・ミッシェル通りからアルプ通りを歩いてみました。この通りもサン・ジェルマン大通りに繋がります。観光客の多くがそちら方向に歩いて行っていたからです。
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パリっ子には有名なお店、ビストロなのでしょうか。そんな感じはしませんがね。フランス語ですから、ル・ビストロ・サン・アンドルと言うのでしょう。
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この通りには、日本食レストラン、中華料理のレストラン、イタリアンレストラン等レストランが多くありました。みんな店構えは小さなレストランでした。突き当たりにチュニジアのお菓子屋さんもありました。アルプ通りはパリの雰囲気を醸し出す通りなのです。少なくとも私にはそう思えましたね。
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観光客の後ろ姿ばかりを撮っていますが、正面から撮るのは勇気が入ります。カフェのお客は写ってしまいますが、あちらも、通りを占有しているので、文句はないでしょう。
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シテ島のパレ大通りを通り、シャンジュ橋を渡り、次の目的地、ルーヴル美術館を目指して歩きます。
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ルーヴル美術館はティモテル・ル・ルーヴルからすぐの場所にありますが、今回は少し遠回りして、この美術館を訪れることにしました。思惑とは違って、いつの間にか、天気が下り坂になってきました。ルーヴルの内部は何回か見学していますので、ルーヴル美術館の建物、カルーゼル凱旋門、チュイルリー公園を巡ります。

まず、ルーヴル宮の中に入ります。この時は何故か工事を行っていました。または何か催しものの掲示か何かの準備だったのかも知れません。
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ルーヴル美術館を象徴するのは、今では、このピラミッドですね。ルーヴル宮殿の中庭にあり、美術館の入り口にもなっているんです。ダン・ブラウンのダ・ヴィンチ・コードの映画でも、ルーヴル美術館を象徴するものとして使われていました。
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ルーヴル美術館には、他に、装飾芸術美術館、広告博物館、モードと織物美術館等もあります。興味がある方にはお勧めします。ルーヴル美術館の展示物はやはり見学者の五感でもって自分自身に焼き付けてくるものなのでしょう。それくらい価値のあるものでしたね。

カルーゼル凱旋門です。もう一つの凱旋門と言われます。エトワール広場の凱旋門よりも早くできてしまいましたね。天気が良ければ、こちらから、コンコルド広場のオベリスク、エトワール広場の凱旋門も一直線上に見えるのですが、今日は無理でしたね。
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チュイルリー公園に入ります。ルーヴル美術館見学を終えた観光客や市民の憩いの場となっているんです。今日は天候がいまいちで、人が少ないようです。
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雨に煙るチュイルリー公園も趣がありますでしょう、と自分を元気づけます。

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チュイルリー公園は本当に広い公園です。やっと出口まできました。チュイルリー公園にはオランジュリー美術館もありますが、そちらだけは何故か足がすすみませんでした。

かなり雨が激しくなってきましたので、戻りは地下鉄にしました。

仕事で出掛けた時に、このような街角散歩を行うと、雨になってしまうことってよくあります。でも、観光写真はいつもいつも好天気の写真ですからね。旅の一期一会に雨に遭遇するのもいいものです。負け惜しみで言っている訳ではありません。だって、撮り直しがききませんからね、これでいいのだと思ってしまいます。なんか、あの天才バカボンのパパになった気分でもあります。

雪のヴェルサイユ、天気に恵まれたモンパルナスとオペラ、少し下り坂の天気のルーヴルと色々なパリをお見せしていますね。次は夜のパリになるかも知れませんね。

街全体が美術館のようなパリ。古くから知識人に愛されたこの街は、これからも文化・芸術の都として、我々旅人を誘い続けるのです。

旅の想い出、フランス、パリのルーヴル、シテ島、サン・ミッシェルのカルチエ・ラタン散歩でした。

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