ワールドカップサッカー 南アメリカ代表の国名、都市名をつれづれぶろぐ

ワールドカップサッカー南アフリカ大会、日本チーム、サムライブルーは惜しくもパラグアイにPK戦で敗れ、決勝トーナメントでの初勝利は、お預けになりました。8強、4強、もしかしたら優勝もあるかなと、あの小惑星探査機「はやぶさ」の世紀の偉業以来の運気を日本チームに期待していましたが、そのようにはなりませんでした。

日本チームは精一杯頑張ったのです。もちろん対戦相手のパラグアイチームはそれ以上に全力を出し切っての勝利を得たのでした。自国チーム同様、相手チームにも拍手を惜しまないのが、両チームの戦いぶりに感動したものとして責務でもありましょう。確かに結果は残念でしたが、この日本の閉塞感をうち破るに貢献した、感動的な戦い方でした。

私は前回のぶろぐで、メキシコオリンピックの八重樫主将を引き合いに出して、試合に出場している選手だけで戦っているのではないと、出場機会に恵まれなかった代表選手にも、今回の出場選手の健闘と同様の拍手を送りたいと思っています。私が大好きで、応援していた選手もおりましたのでね。

それにつけても、今回の南米チームはすばらしい出来でした。南米代表5チーム全てが決勝トーナメントに進みました。南米同士の戦いで、ブラジルはチリに勝ちましたし、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイとまだ4チームが8強に残っているんですね。欧州は、オランダ、ドイツ、スペインの3チーム、アフリカはガーナ1国ですが、これも素晴らしいことです。

決勝トーナメントに進んだチームは、皆に感動を与えたと賞賛されるのです。アジア代表の韓国チーム、日本チームもそうでした。新聞の日本チーム賞賛記事、TVの日本チーム賞賛番組もかなり気になるくらいに多かったですね。それだけ、日本チームの活躍が感動を与えたからなのですね。私も、日本チームの活躍は本当にすばらしかったと思いますよ。

”結果こそ悔しいが、もらい泣くほどの共感もたまにはいい。国民をやきもきさせ、夢中にし、元気づけた岡田ジャパン。世界を驚かせ、燃え尽きてなお、未知の成果を持ち帰る。もう一つの「はやぶさ」を、熱い拍手で迎えたい。”

天声人語筆者からの感動的な応援メッセージでしたね。

私は小惑星探査機「はやぶさ」の名前を借りて、ずいぶんぶろぐを書いてしまいました。本当に「はやぶさ」には感謝していますね。もう忘れられなくなってしまいました。

イントロが相変わらず長いのですが、それで、南アメリカの代表の国の話なのです。今となっては、もうブラジルがオランダに敗れてしまいましたので、本日、7月3日現在、残っているのは、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンの3国の代表チームになってしまいました。この3国の名前のつれづれぶろぐです。興味がある方はお付き合い下さい。

私は、アルゼンチンのぶろぐは何回か書いていますのでお分かりと思いますが、この国には2回でかけました。ウルグアイはアルゼンチン滞在時に観光で出かけたことがあります。パラグアイには残念ながら出かけたことはありません。でも、会社の同僚からは色々話しを聴いていましたので、少なからず、親近感は抱いています。

まず、皆さんは、パラグアイ、ウルグアイの国の名前を聞いて、兄弟の国ではないかと思ったのではありませんか。でも、少し離れていますね。国境は接していません。どうしてかな、と思いましたでしょう。

まず、我が日本チーム、サムライブルーを敗ったパラグアイから行きますね。パラグアイは正式にはパラグアイ共和国(Republic of Paraguay)ですね。国名はパラグアイ川に由来します。インディオの言葉(グアラニー語)で、para「海または大河」とgua「水」の合成語なんですね。首都はアスンシオン(Asuncion)、正式名はヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン(Nuestra Senora de la Asuncion)「聖母の昇天祭の日の我が聖母」なのだそうです。ヌエストラNuestra「我が」とセニョーラSenora「聖母」が省略されて、アスンシオン(Asuncion)、「聖母の昇天祭」になったのだそうです。

つぎは、ウルグアイです。ウルグアイは正式にはウルグアイ東方共和国(Oriental Republic of Uruguay)と言います。ウルグアイ川の名に由来します。インディオの言葉(グアラニー語)で、uru「曲がりくねった」gua「川」という意味です。「数多くの急流」、「美しいまだら色の(うる)鳥がたくさん飛んでいる川」との意味があるとも言われています。首都はモンテビデオ(Montevideo)です。あのマゼランが世界一周の途上で発見し、水夫がモンテ・ベル・エmonte ver eu「山が見える」と叫んだことにちなんで名付けられたと言われています。

最後は、アルゼンチンです。アルゼンチンはアルゼンチン共和国(Argentine Republic)、正式には、アルヘンティーナ(Argentina)です。スペインから独立した当初はスペイン語で「銀」を意味するラプラタ合衆国だったが、スペイン本国の圧政を嫌って、ラテン語のargentum「銀」に基づいて命名し直したのだそうです。ラプラタ川はRio de la plata(銀の川)ですね。こちらは皆さんご存じですね。アルゼンチンの首都はブエノス・アイレス(Buenos Aires)、ブエノbueno「よい」、アイレaire「風」ですね。1536年の首都建設の日が、カトリック暦の三位一体の祭日だったため、船乗り達が守護神マリアに、航海の順風を願って、シウダ・デ・ラ・サンティシマ・トゥリニダド・イ・プエルト・デ・ヌエストラ・セニョーラ・ラ・ビルヘン・マリア・デ・ロス・ブエノス・アイレス「三位一体の祭りの都市とよい順風に恵まれた聖母マリアの港」と名付けたが、省略されて、現在の名前になったものです。

なんでブエノス・アイレスの正式名のスペイン語表記が無いのか、とのご質問ですね。あまりに長すぎて、カタカナ表記も正しいかどうか心配してますので、ご容赦願います。

またの機会に南アメリカの他の国、都市もつれづれぶろぐしたいと思います。あっ、ワールドカップサッカー開催国、南アフリカのことを忘れていましたね。この国のこともいつかぶろぐしますね。

確かに、ブエノス・アイレスの正式名は長い名称でしたね。

それでは、ここで、皆さんに質問です。世界で一番長い名称の都市(しかも首都)名をご存じですか。
そうですか、知っていましたか。タイのバンコクですね。バンコクは対外的な通称ですね。行政上の公称はクルンテープ・マハーナコーンです。でも、これも略称で、正式には、クルンテープ・マハーナコーン・ボーウォーン・ラッタナーコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナ・ラーチャーターニー・ブリーロム・ウドムラーチャニウェット・マハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカティッティヤ・ウィサヌカムプラシットと言うのです。なんでも、この町を建設した将軍(のちのラーマ一世)が奉ったありがたい文章の一節なのだそうです。私はその名称の最初の部分しか憶えていませんがね。クルンテープ・マハーナコーンまでは言えますよ。私は、随分長い間バンコクに滞在していましたのですが、神の都、偉大なる都、天使の都としか意味はわかりません。でも、タイ人は皆、クルンテープと呼んでいたような。

国および都市の成り立ち、その意味を考えると、本当に面白いですね。

えっ、今回のつれづれぶろぐは、あまり面白くなかったですか。失礼しました。

ワールドカップサッカー、南アメリカ代表の国名、都市名をつれづれぶろぐしてみました。

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